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ファルージャ緊急支援 第2弾を開始します。

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2004年5月24日 更新

ファルージャからの避難民の支援はイタリアのNGO、InterSOSに実施を委託し無事に終わりました。さらに食料配給を2日延長して行ったため最終的な受益者は1315家族になりました。

また、モスクより感謝状が届きました。以下は日本語訳です。

皆様へ
 イラク人民の名において、私たちのために食料と医薬品を支援してくださった皆様に、深い感謝と尊敬の念を表したいと思います。
私たちの人民を助けるためにこれからも協力し合えることを願ってやみません。
 レケン・アル・カイシ 師
  サディク・モスク

国際NGOのいくつかはスタッフをバグダッドに戻し活動を再開しているところもあります。一方でアブグレイブ刑務所における虐待事件が明るみに出てから、イラク人の怒りが改めて連合軍に向けられており、緊張が続いています。

届いた感謝状届いた感謝状

ジュネーブ協定に違反する行為を米軍が行っていたことは非常に残念ですし、イラク人の怒りは理解できます。一日も早くこのような不当な占領は終結させるべきです。JVCは現段階では、ヨルダンに原文次郎が駐在し、ファルージャの緊急支援と今まで行ってきた白血病患者支援が滞ることのないよう遠隔地からではありますが支援を続けています。イラク国内でも携帯電話やインターネットの普及状況が良くなったので、バグダッドの協力団体と連絡を取りながら、実績を上げています。

ファルージャの支援第2弾

現在ファルージャからは米軍が撤退して、状況は落ち着いてきているようです。これからは人々が安心して病院に行けることが期待されます。

モスクに仮設された診療所を支援モスクに仮設された診療所を支援

しかし、5月5日時点で実際に現場を訪問したNGOメンバーからの報告ですが、病院には予想に反して傷病者がおらず自宅で治療を受けている例も多いと聞きます。病院に通じる道路の封鎖が解除されて物理的に病院への通行は確保される様になりましたが、米軍による逮捕を恐れて自宅に留まる者が多いということです。一方で、激しい攻撃により家屋が破壊された地域もあり、人々が避難先から戻り普通の生活を取り戻すためにはまだ時間がかかります。

JVCはファルージャ緊急支援の第2弾として、ファルージャ近郊とバグダッド南西部に避難しまだ戻れない人たちの一週間分の食糧支援を追加で行うことを決定しました。これは1,193 家族分で約10,626 人分に相当します。また、ファルージャの中心部と郊外のプライマリー・ヘルス・ケアセンターへ医療消耗品の支援も開始することを決定しました。これらは総額で、20,000ドルになります。

一方バグダッドやナジャフ、カルバラ、バスラでも治安は悪化してきており、緊急事態により迅速に動けるようにさらに募金を集めていますのでご協力よろしくお願いします。

郵便振替: 00190-9-27495
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 通信欄: 『イラク・ファルージャ』とお書きください。

 

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