2月3日は、白血病の女の子、ラナちゃんの一周忌だった。
イラクの子どもたちの絵の原画展をやるのは初めてだ。なぜここまで引き伸ばしたかといえば、ラナちゃんの描いてくれた絵が紛失したりして、なかなか原画展をやる気力もなかったからだ。
昨年暮れに大掃除をしていると奇跡的にラナちゃんの原画が見つかった。ただ鉛筆で描いただけの絵だけれど、こんなに迫力のある絵はほかにない。
絵を描いてくれた子どもたちの写真もピンでとめてみた。改めて思うのだけど、自画像はよく似ている。
谷川俊太郎さんが詩を提供してくださった本もできた。
子どもたちが戦争をどう体験して乗り越えたか。
是非同じ目線で考えてほしい。
自衛隊がどうのこうので大騒ぎしている日本の大人たちよりも、子どもたちのまなざしは現実を見据えもっと鋭い。
是非同じ目線で考えてほしい。
そうしたらどうすればいいか、見えてくるはずだ。
展覧会は2月29日まで、クレヨンハウスで行なわれています。
イラク戦争と子どもたち 〜子どもたちの絵画展〜
