9月からルウェイシェッド難民キャンプでワークショップが始まった。
週3日のコース。
CAREで働く災害心理学のデイビッド博士によると、「トラウマを抱える子どもはほとんどいない。活動は特に気を使う必要はないだろう」ということだった。実際子どもたちに接してみると、非常に明るいと思える。

第一週は、「大きな絵を描く」。
子どもたちが夢とか希望をイメージし、大きな布に寄せ書きのように描いていくワークショップ。5枚の布を用意して、出来上がった作品を図書館に飾ろうという試み。

JVC現地スタッフのムラッドは、グラフィックデザインをイラクで勉強してきた。まずは色の作り方を子どもたちに教える。
いい雰囲気でスタートしたものの、絵の具の取り合いや、他人の描いた絵を塗りつぶす子どももいて場内は混乱の渦中に。最後は絵の具の付け合いで終わってしまった。

最終日には反省会。どれが一番きれいかをみんなで評価する。
もう少し協力し合えばきれいな絵ができたのに。子どもたちは協力することの大切さが少しわかったようだった。