国連本部訪問
国連がNGOに現状説明のミーティングをすると聞き、国連本部を訪問しました。場所は爆破事件のあった現場の跡で、敷地の裏側から入り、各国際機関のテント&プレハブ村が会場となっていました。
従来の建物は、外観は保っていましたが、爆破の中心部分は風穴が空き、玄関から風穴を通して隣の敷地まで見通せる位でした。
会議の開始時間の連絡の不備で警備のチェックポイントを通れず、会場に入れないNGOが続出し、結局会議は開かれませんでしたが、フランスのNGOメンバーと一緒に話を聞くことができました。爆破事件の後、国連機関の職員は2週間の休暇を取り、現在は活動に復帰しているとのこと。ただし、イラク国内でのスタッフ数は大幅に縮小したということです。

帰りに現場の写真を撮ってきました。型通りの表現でしか説明できないのがもどかしいですが、ここで亡くなった方々の事を思い、胸を締め付けられる思いがしました。
ムスタファ君留守宅訪問
夕方にバグダッド市内マンスール地区のムスタファ君の自宅を訪問し、アンマンで治療中の彼の様子を報告しました。
25日にアンマンへ治療の為に移送して以来、バグダッドの家族には一切情報が入っておらず心配していたということで、アンマンで撮影した写真を見せたところかなり安心してもらえました。
どうしても電話で話したいというので、携帯していた衛星電話でアンマンのホテルに電話を掛けたところ、ムスタファ君本人が出ました。話をするお母さんも涙声で、見ているこちらも心を動かされました。