EDMのイラク人Social Worker4名と一緒に、パレスチナホテル前に集まってくるストリート・チルドレンのケアに同行しました。
一部の子ども達はダールラハマから逃げ出してきた子ども達です。
炎天下、一人一人に膝詰めで話を聞いて上げるイラク人Social Worker達の姿には頭が下がります。子ども達は彼らが来るのを楽しみにしているようで、一生懸命、何事かを話しています。自分のことを思ってくれる大人がいないことが、小さな心を少しずつ傷つけていくのだなと、改めて感じました。
「施設で職員に殴られた経験があるから戻りたくない」
と言う子もいれば、
「学校に行けるようになりたいから戻りたい」
という子もいます。
そういう複雑な子ども達の気持ちを一人一人聞きながら、ゆっくりと状況の改善を図っています。ここでは「忍耐強く」というのがキーワードです。
米軍に散髪をしてもらった子ども(汚いので一般の散髪屋には入れてもらえず米兵がカットした。ついでにUSAの落書きをされた)
ワルのリーダーに教わったのか、シンナーを吸っている子も何人かいます。でも、力でやめさせることはしません。父親が誰か分からないお腹を大きくした女の子もいます。でも、あせらずに、ゆっくりと話を聞いて上げる。子ども達は、このおじさん、おばさんがどういう人か知っています。皆、名前を呼んで慕っている。
小一時間、集中しない子ども達の話を聞いた後、皆で広場に移動して、サッカーをしました。たばこもシンナーも手放して。この子たちの、これが日常になる日が来ることはいつのことなのだろうか。歌が好きだと言う15才の男の子が私のために歌を歌ってくれました。タイトルは「Patience」だそうです。思わず目頭が熱くなりました。
*EDM=Enfants du Monde(仏NGO:世界の子どもたち)