
イラクの子どもたちのためのクラウドファンディング「戦争・ISで傷ついたイラクの子どもたちの心と未来を救いたい!」が、本日23時に無事に終了しました!
当初の目標額400万円を大きく超えた、のべ402名もの方々から5,562,000円ものご支援をいただきました(郵便振替でのご寄付を受け付けているので、本日ご支援いただいた分が明日以降に反映され、金額が変わる可能性があります)。 ご支援くださいました皆さま、また情報拡散などで協力くださいました皆さま、誠にありがとうございました!
背水の陣、不安な中での挑戦と皆さまのあたたかな応援のお力
イラクへの関心の低下とご寄付の減少によって、活動を続けられなくなるかもしれない危機的状況に陥ったことになんとか対応するために、また多くの方にイラクの子どもたちの問題のこと、私たちの活動について広く知っていただくために、思い切ってクラウドファンディングにチャレンジしました。 All or notingという、目標に達成しなければご支援は0円、という形式での背水の陣での挑戦、本当に覚悟が要りました。
半年ほど前から準備を重ね、8月19日にスタートをすることに決め、いよいよ始まるというその数日前にイラク事業主担当のガムラが緊急出産となり、チームから一時離脱することになったり、スタート後しばらくはなかなかご寄付をいただけず「必ず達成する!」という強い気持ちが大事だとわかっていても気持ちがくじけそうになったり、、紆余曲折がありました。
しかし、メディアの方が思いを持って取材してくださったり、皆さまがSNSでのシェアなど情報拡散などで応援してくださることで、私たちが想像もしなかった勢いでご支援の輪が広がり、こうやって無事にクラウドファンディングを終了することができました!
なんと言ってお礼を申し上げたらこの気持ちが伝わるのか、本当ならお一人お一人に直接しっかりお礼をお伝えしたい気持ちで、とにかく感無量です。
しっかりと責任を持って活動に取り組みます
お力添えのおかげで、今年度のピースヤードを実施して心のケアを必要としている子どもたちをサポートできるようになりました。また、400万円を超えて150万円以上のご支援をいただいた分で、小規模になるなど形は変わるかも知れませんが、今年度で打ち切りにならずにイラクへの関わりを続けることができそうです。
クラウドファンディングを無事に終了することができた今、応援の気持ちをありがたく思うとともに、ご支援と信頼をいただいた責任の重さを改めてひしひしと感じています。 しっかりと支援を行うことで、皆さまからお預かりしたお気持ちにおこたえできるように、活動に注力してまいります。
クラウドファンディングが終わってもイラクの問題は終わりません
今、イラクでは現政権への不満から抗議デモの動きが全土へと広がりつつあり、治安当局との衝突で死者やけが人が出るなどの被害がでて、報じられる被害の数も増えつづけています。
イラクでデモ、部隊と衝突し9人が死亡 復興進まず不満:朝日新聞デジタル
イラクの首都バグダッドなどで政府の汚職や失業に抗議するデモが起き、治安部隊と衝突するなどして1日からの2日間で9人が死亡、数百人が負傷した。地元メディアなどが伝えた。2017年末に過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討完了を宣言したイラクだが、復興が思うように進まず、国民の不満が高まっている。 ...
戦闘が落ち着いてもイラクの人々を取り巻く厳しい状況が終わったわけではありません。イラクの人たちは、今も戦争・紛争の影響が残る中、厳しい生活を強いられています。そしてこのものすごく大きな負の遺産を生み出してしまった責任の一端は、日本にもあると思うのです。
そして、世間の注目が低下して支援が届きづらい人々もいる今だからこそ、政府の思惑やしがらみにとらわれずに活動できる市民団体として、そしてイラクの現状への「日本の私たちの責任」という点からも、必要な支援を届けられる団体でありつづけたいと思います。
今回のクラウドファンディングが終わっても、イラクに、世界に関心を持ち続けていただけたらと思います。そして、できることなら、あなたにできることをし続けてください。どうか、よろしくお願いいたします。
最後に、改めて、この度の応援に心より御礼申し上げます。このチャレンジを支えてくさった全ての皆さまへ、万感の思いを込めてお伝えさせてください。本当に、ありがとうございました!!
JVCイラク事業チーム一同