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大学生として、また女性としてイラクのNGOで子ども支援に関わったラジャーさん

イラク事業担当 Ghamra Rifai(ガムラ・リファイ)
2018年4月26日 更新

イラクでの「平和のひろば」の活動には、色々な背景を持つファシリテーターさんが参加しています。ファシリテーターさんたち自身も、平和や人権に関する知識を学んで、生き方がちょっとずつ変わっていきます。元ファシリテーターの中から、ラジャーさんのストーリーを紹介させていただきます。

ラジャー・ファデル・マフムードさん

1995年キルクーク出身、大学で経済学を専攻したアラブ系のボランティア。5人きょうだいの長女。「ISが来た時、父は仕事を辞め、経済状況はますます大変になった。なんとか仕事を見つけて、 兄弟の学費を払わないといけないと思っていた 。2012〜13年に大学生だったときに、INSANという貧困家庭を支えるNGOがボランティアを探していることを大学教授から聞いた。すぐボランティアに応募した。

INSANでボランティアを始めたことで、初めて人道的活動についての知識を得て、そこでフィールドワークの研修を受け、活動の意味を理解した。研修とINSANのサポートのおかげで、大学や社会との関わりが改善した。

ラジャーさんラジャーさん

INSANの活動のためにファンドレイジングをし、食品や現金の寄付を集めた。集めたお金、1000ドルぐらいを使って孤児のために衣類を買い、食品はキルクーク市内の国内避難民や貧困家庭に配布した。INSANは、私の能力を高めてくれた。INSAN のボランティアとして色々なプロジェクトに参加することができた。その一つは、アルビールでの組織会。数多くの国内NGO、国際NGOやその他著名な方々に会い、ネットワークが広がった。

INSANの教育プロジェクトにも参加をし、日本の団体であるJVCのプログラムに参加することができた。子どもと働くことでとても幸せだった。平和の広場では、キルクークのいろいろな民族や宗派の子どもたちにアートと平和について教えた。自宅でも、参加者に英語やパソコンを教えた。

人道的活動とNGO活動についての知識と経験が豊かになり、またINSANのサポートのおかげで国内NGOおよび国際NGO(IRD、OCFA、NIHR、IRC)で働くことができた。現在は、IRC(International Rescue Committee)の難民キャンプの社会心理支援課で仕事をしている。私は、INSANのおかげでフィールドワークの経験を高めることができた。INSANにもらったチャンスに、とても感謝している。