2015年12月始め、JVC東京事務所のスタッフが3年ぶりにアフガニスタンを訪れました。首都カブールで現地事務所のスタッフと打ち合わせを行い、関連団体のメンバーとも面談しました。標高1800mのカブールの冬は寒く、家々から立ち上る薪ストーブの煙で町が煙っていたそうです。そしてそれ以上に車の排気ガスによる大気汚染は深刻でした。現地スタッフも最近は空気が悪くなったと嘆いていたそうです。大気汚染を報告する記事を紹介します。
カブールの深刻な大気汚染
カブールでは、大気汚染が元で毎年3000人もの人が命を落としています。また70万人が大気汚染による呼吸器系の病気をかかえています。しかし行政は有効な対策を打ち出せていません。汚染の最大の原因は車の排気ガスです。多くの車両は十分な整備もしないまま公道を走っています。道ばたでバケツに入って売られている劣悪な燃料を使う車も多くいます。精製不足の燃料は鉛をはじめ多くの不純物を含んでおり、それらが大量に空中にばらまかれます。またゴミが適切に処理されていないことも大きな問題です。カブール市街には道沿いにたくさんの側溝(どぶ)がありますが、その多くはふさがれておらず、人々は平気でごみを投げ入れます。その結果、排水といっしょにごみが道にあふれ、やがて乾燥して空気中に舞い上がります。家々で燃やす石炭や木材の煙も一緒となりカブールの空気は汚染されていきます。一方、町の緑化は進んでいません。劣悪燃料の使用に対する罰則の強化や人々への啓蒙キャンペーンが求められています。
2016年1月11日 The Daily Outlook Afghanistan(原文英語)バス転落、24人死亡
アフガニスタン北部サマンガン州の幹線道路で24日、バスが峡谷に転落し、地元地区幹部は25日、女性や子供を含む少なくとも24人が死亡、17人が負傷したと明らかにしました。アフガン国防省は死者を43人と説明しています。地区幹部によれば、バスは50人以上の客を乗せて、首都カブールからマザリシャリフに向かっていました。トラックと正面衝突した後、峡谷に転落したといいます。
2015年12月25日 時事ドットコムアフガン北東部でM6.3の地震、パキスタンで30人負傷
パキスタンやタジキスタンと接するアフガニスタン北東部の国境地帯で25日、マグニチュード(M)6.3の地震が発生し、パキスタン北部ペシャワルの当局者によると、同地区で少なくとも30人が負傷しました。米地質調査所(USGS)などによると、震源はアフガニスタン首都カブールの北東約280キロにあるイシュカシム。震源の深さは約200キロ。震源から約320キロ離れたパキスタン・ペシャワルの当局者は、同地区の各所で負傷者が出ていると述べました。また、震源地のイシュカシムは山岳地帯で、多くの家は泥で作られ地震に弱いとも語りました。住民の多くは貧しい農民だといいます。
2015年12月26日 CNN.co.jp欧州への難民、100万人を突破 死者・不明者3700人
国際移住機関(IOM)は22日、今年に入って欧州に流入した難民や移民の数が100万人を突破したと発表しました。地中海を渡ってきた難民の半数に当たる約50万人は、4年にわたって続く内戦から逃れてきたシリア人でした。アフガニスタン人が占める割合は20%、イラク人は7%でした。
2015年12月23日 CNN.co.jpアフガンの国際部隊に自爆テロ 米兵6人死亡
アフガニスタン東部パルワン州のバグラムにある米軍基地付近で21日、オートバイを使った自爆テロがあり、北大西洋条約機構(NATO)駐留部隊のメンバー6人が死亡しました。米当局者がCNNに語ったところによると、6人は全員米国人とみられます。今回の攻撃について、反政府勢力タリバーンが犯行声明を出しています。
2015年12月22日 CNN.co.jpタリバーン、アフガン南部の要衝をほぼ制圧
アフガニスタン南部ヘルマンド州のサンギン地区が22日までに、反政府武装勢力タリバーンにほぼ制圧されました。同地区では数日前から戦闘が激化していました。
2015年12月22日 CNN.co.jpアフガン首都のスペイン大使館付近で爆発、8人負傷か
アフガニスタンの首都カブールで11日夕、スペイン大使館付近で車爆弾が爆発し、その後も散発的な銃撃が続きました。スペイン政府や地元病院によると、これにより少なくとも8人が負傷しました。反政府勢力タリバーンが犯行声明を発表。「カブールのシェルプール地域で夕方、侵略者の宿泊施設に自爆攻撃」を仕掛けたとしています。シェプール地区は各国の大使館があるほか、多くの外国人が滞在する場所ともなっています。
2015年12月12日 CNN.co.jpアフガン南部の襲撃、死者37人に タリバーンが犯行声明
アフガニスタン南部カンダハルで8日夜に起きたテロ事件で、同国国防省は9日、民間人の死者が少なくとも37人、負傷者は35人に上っていることを明らかにしました。この事件では現地時間の8日午後6時20分ごろ、カンダハル空港付近にある市場で武装集団が銃を乱射し、アフガン部隊との間で銃撃戦となりました。近くの学校も襲撃されました。
2015年12月10日 CNN.co.jp