都市奪還へ米軍が空爆、戦闘で市民170人死傷 アフガン
反政府組勢力タリバーンに掌握されたアフガニスタン北部の都市クンドゥズで29日、米軍が奪還作戦に加わって空爆を開始しました。クンドゥズはタリバーンの襲撃を受けて28日に市の大部分を掌握され、アフガン内相が29日、奪還に向けた軍事作戦を開始すると表明していました。アフガン軍は刑務所や警察本部などを奪還したと話していますが、タリバーン側はその情報を否定しました。タリバーンは刑務所から受刑者500～600を脱獄させていました。うち110人はタリバーンのメンバーでした。
アフガン軍が反撃開始、北部主要都市奪還へ
アフガニスタンの反政府組勢力タリバーンが同国北部クンドゥズ州の州都クンドゥズへ侵攻した件で、治安部隊が29日朝、現地へ到着し、同地の奪還へ向けて行動を開始しました。アフガン内相の広報担当者が明らかにしました。広報担当者は、「クンドゥズ市全体の掃討へ向けて大規模な軍事作戦が始まるところだ」と語りました。刑務所や警察の建物などはアフガン軍が確保したといいます。
タリバン、市街地占拠か＝北部州都クンドゥズ−アフガン
アフガニスタンの反政府勢力タリバンは28日、北部クンドゥズ州の州都クンドゥズを襲撃し、地元の警察幹部や議員は時事通信の取材に対し「市街地の大部分はタリバンに占拠された」と述べました。
広場にあふれる難民＝極右政党、島部で躍進−ギリシャ
中東から欧州へ向かう難民の経由地になっているギリシャ。
「母国への送還だけは絶対に避けたい」。選挙戦が大詰めを迎える中、首都アテネのビクトリア広場では、アフガニスタンからドイツなどを目指す約100人の難民が待機していました。慈善団体の男性がパンを配り始めると周りに黒山の人だかりができ、準備したパンは瞬く間になくなりました。難民の多くはトルコ西岸からボートに乗り、ギリシャ東部のレスボス島に到着。ギリシャ当局の保護下に入り、船でアテネに運ばれました。今年に入ってギリシャ沿岸に上陸した難民の数は20万人超に達し、広場は入出国の手続きや資金などの問題で出国が困難になり、行き場を失った人々のたまり場となっています。
アフガンで通訳をしていたヒクマトゥラ・ハロティさん（24）は、過激派の自爆テロにおびえる日々に見切りを付けて出国。トルコでは業者に900ドル（約10万8000円）を払ってボートに乗り、約20キロ沖合のレスボス島に渡りました。既に所持金は尽きましたが、「広場は慈善団体の支援もあり、何とか生きられる。仲間と協力して打開策を見つけたい」と祈るように語りました。
タリバン、刑務所を襲撃＝受刑者350人脱走−アフガン
アフガニスタン南部ガズニ州で14日、武装集団が刑務所を襲撃し、受刑者350人以上を脱走させました。反政府勢力タリバンが犯行を認めました。州政府によると、午前2時半（日本時間午前7時）ごろ、ロケット砲や自動小銃などで武装したタリバンのメンバー数人が刑務所を襲撃。出入り口付近で自動車を爆発させた後、刑務所内になだれ込みました。
アフガン・サポーター駆け付ける＝サッカーＷ杯予選
第三国同士の対戦とあって、9万人収容のテヘランのアザディ競技場は、さすがに2階席を含め大半が空席となりました。それでもメーンスタンド席はアフガニスタンのサポーターが埋め尽くしました。地理的に国境を接しているだけでなく、アフガン難民がイランに100万人近く居住しているとされ、国旗を振り、試合前からチアホーンなどをけたたましく鳴り響かせました。
女子校の異臭騒ぎで生徒115人が病院搬送 アフガニスタン
アフガニスタン西部の都市、ヘラートの学校で3日に異臭騒ぎがあり、気分が悪くなった9～18歳の少女115人が病院に運ばれました。治療にあたった病院の広報が明らかにしました。同市では今週から学校での異臭騒ぎが相次いでおり、病院搬送された女子生徒の数はのべ300人超に達しています。当局は事件の可能性があるとの見方を示しています。
- この記事を書いた人のプロフィール
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竹村 謙一
2015年度アフガニスタン事業インターン