*7月から8月にかけて、アフガニスタンではタリバン最高指導者交代という大きな事件がありました。そこで今回のアフガンウォッチでは、この事件に関する記事を最初にまとめてお知らせします。
【ピックアップ】タリバン最高指導者交代へ
タリバンの結束維持訴え=新最高指導者がメッセージ−アフガン
アフガニスタンの反政府勢力タリバンの最高指導者アフタル・マンスール師は1日、ウェブサイトを通じて音声メッセージを出し、「分裂は敵を喜ばせ、さらなる問題をもたらすだけだ」と組織の結束維持を訴えました。タリバンが7月末にマンスール師を最高指導者に選出したと発表してから、同師の音声メッセージが出されるのは初めてです。(以下、詳しくは下記サイトへ)
2015年8月1日 時事ドットコムタリバン、混乱収拾図る 2副官も任命
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは31日、声明で、死亡した最高指導者オマル師の後継にアクタル・マンスール師が就いたと発表しました。2人の副官も任命され、マンスール師は権力基盤の確立と、組織内の混乱の早期収拾を図るとみられます。マンスール師は政府側との和平協議を推進してきており、強硬派との対立は深刻化しているとされます。分裂の可能性が指摘される中、組織の結束を維持できるかどうかが、アフガン安定化と混乱の拡大回避に向けた当面の焦点となります。
2015年7月31日 日本経済新聞タリバン、新指導者を選出 序列2位マンスール師
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは30日開いた指導者評議会で、序列2位だったアフタル・マンスール師を新たな最高指導者に選出しました。タリバン幹部が明らかにしました。従来の最高指導者オマル師が2年前に死亡していたことが29日に公になり、評議会が対応を急いだようです。マンスール師は指導部内で相対的に穏健派に属し、所在不明だったオマル師に代わり事実上のトップを担ってきました。アフガン政府との和平協議を推進する一方、タリバン内部では主要人事を縁故主義で決めるなど批判も多いです。オマル師の後ろ盾を名実ともに失った今、求心力の維持は難しくなっています。
2015年7月30日 日本経済新聞アフガン、武装勢力に対話訴え オマル師死亡で
アフガニスタン大統領府は29日、反政府武装勢力タリバンの最高指導者オマル師の死亡を確認したとして「全ての武装勢力に対し、この機会をとらえて和平プロセスに参加するよう求める」と訴えました。反政府勢力に広がる混乱が和平に与える影響が懸念される中、新たな状況をてこに対話を推し進める意向を強調しました。31日にはアフガン政府とタリバンとの2回目となる直接協議がパキスタンで行われる予定ですが、実際に開催されるかどうかは不明です。タリバンは公式声明を出しておらず今後の対応が注目されます。
2015年7月30日 日本経済新聞タリバン最高指導者死亡=2年前、パキスタンで−内部分裂で和平に影響も・アフガン
アフガニスタン大統領府は29日、反政府勢力タリバンの最高指導者ムハマド・オマル師が2013年4月にパキスタンで死亡したと発表しました。死因については言及していません。オマル師の死亡説は過去にも報じられましたが、政府が公式に認めたのは初めてです。タリバンは公式声明を出さず、沈黙を続けています。
2015年7月30日 時事ドットコムタリバン最高指導者、死亡か アフガン報道官「確認中」
英BBC放送など複数のメディアは29日、アフガニスタン政府筋の情報として、反政府武装勢力タリバンの最高指導者オマル師が死亡したと伝えました。アフガン大統領の副報道官は同日、首都カブールで記者会見し、死亡情報について「報道は承知しており、確認している段階だ」と述べました。タリバン報道官はこれまでコメントしておらず、情報の真偽は不明です。オマル師に関してはこれまでに複数回、死亡説が流れてきましたが、タリバン報道官はそのたびに繰り返し否定してきました。
2015年7月29日 日本経済新聞タリバン最高指導者、和平協議に言及
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは15日、最高指導者オマル師の名前で声明を出し「ジハード(聖戦)と同時に、政治的努力で平和を探ることは正当なイスラムの教えだ」と主張しました。タリバンが最高指導者の名で和平協議に言及するのは初めてです。タリバンは政府と直接協議する一方、テロも継続。同勢力内部では穏健派と主戦派の対立があると指摘されています。
2015年7月16日 日本経済新聞【その他のニュース】
バーミヤンの洞窟群、貧困にあえぐアフガニスタン人の住まいに
アフガニスタン中部バーミヤンでは、旧支配勢力のタリバンが破壊した巨大な石仏がかつてたたずんでいた空洞の横に、人の手で掘られた数百もの洞窟(どうくつ)が並んでいます。くすんだ色の崖に掘られた洞窟では、貧困にあえぐ地元の住民たちが他に行く当てもなく暮らしています。バーミヤン渓谷に連なる古い洞窟群は、仏教の修行僧たちが瞑想(めいそう)や修行のために使用していたものですが、現在は土地を持たず、普通の住宅で暮らす余裕もないアフガニスタンの家族たちが仮の住み家として利用しています。(以下、詳しくは下記サイトへ)
2015年8月3日 時事ドットコム結婚式で銃撃戦、20人死亡=アフガン
アフガニスタン北部バグラン州で26日、結婚式の会場で銃撃戦が発生し、地元警察によると、少なくとも20人が死亡、10人が負傷しました。警察幹部は、結婚式に出席していた男性の間で口論が起きたため、「治安当局者が空に向けて銃を撃ったところ、出席者の間で銃撃戦が始まった」と説明しました。犠牲者は14歳から60歳で、全員が男性といいます。
2015年7月27日 時事ドットコムアフガニスタン、玩具銃販売を禁止 大勢の子ども負傷で
アフガニスタン内務省は21日、カラシニコフなどの銃器を模したおもちゃの販売を禁止しました。イスラム教の断食開けの祭り「イード・アル・フィトル」の期間中、こうした玩具銃で大勢の子どもが負傷したことを受けた措置で、政府は暴力が横行する文化の抑制を図っています。アフガニスタンでは断食明けの祭りの期間中、ゴム弾やプラスチック弾を発射する玩具銃を持った子どもを見かけることが珍しくなく、売り上げは年々急増しています。内務省が保健当局の統計を引用したところによると、祭りが行われていた19日までの3日間、目を負傷した子どもは100人余りに上りました。同省発表によると、ヌールハク・ウルミ内相は、玩具銃が心身を傷つける恐れがあるとして、警察部隊に玩具の銃を全て没収するよう指示しました。
2015年7月27日 時事ドットコム米、アルカイダ幹部を殺害 アフガン東部の空爆
米国防総省は24日、米軍が11日にアフガニスタン東部パクティカ州で実施した空爆で、国際テロ組織アルカイダのアブハリル・スダニ幹部を殺害したと発表しました。スダニ幹部はアルカイダのトップ、ザワヒリ容疑者と近く、自爆テロ作戦などを統括。米国に対するテロにも直接関与してきたといいます。
2015年7月25日 日本経済新聞米・アフガン両大統領、テロ脅威対抗で協力 テレビ会議で
オバマ米大統領は22日、アフガニスタンのガニ大統領とテレビ会議で協議しました。オバマ氏はアフガンの汚職防止の取り組みなどを称賛するとともに、アフガン治安部隊への米の支援強化などについて議論しました。両首脳はテロの脅威に対抗するための地域協力の必要性で一致しました。
2015年7月23日 日本経済新聞アフガンで自爆テロ、19人死亡 治安部隊標的か
アフガニスタン北部ファルヤブ州アルマル地区の市場で22日、自爆テロがあり、地元警察によると市民ら少なくとも19人が死亡、30人以上が負傷しました。犯行の詳しい背景は不明ですが、現場付近を通りかかったアフガン治安部隊の車両が狙われたとみられます。
2015年7月22日 日本経済新聞