アフガニスタンの近代から現代に至る政治情勢を簡潔にまとめたBBCのページ。随時更新されており、アフガニスタンの最新情勢を多角的に知ることができる。
(以下、要約)
中東と中央アジアにはさまれた山岳地帯のアフガニスタンは、その地政学上の理由から、近代以降現在に至るまで、大国間の争いの場とされてきた。19世紀にはインドを支配していた大英帝国がロシアと覇権を争って、いわゆる「グレートゲーム」が起きた。冷戦時1979年にソ連軍がアフガニスタンに侵攻した。
ソ連軍撤退後、アフガニスタンへの各国からの関心は薄れたが、国内は内戦状態が20年近く続いた後、タリバンが支配権を握った。タリバンはアフガニスタン国土の約90%を支配下においたものの、その極端なイスラム教の戒律より、国際社会からは一部を除き国家として認知されなかった。
そして2001年、ビンラディン主導による9.11同時多発攻撃が起きる。タリバンはビンラディンの引き渡しを拒否し、これをきっかけに米軍と多国籍軍はアフガニスタン空爆を開始した。2004年には新憲法が制定され、タリバン終焉も期待されたが、過激派組織が再び勢力をつけ、暴力事件が増加した。
9.11の事件から11年間におよぶ紛争の後、2012年には多国籍軍が撤退を開始し、2014年末までにおよそ13万人の撤退が予定されていたが、米軍は撤退期限の延長を発表し、現在に至っている。
アフガニスタン経済はその多くを麻薬売買に依存しているといわれる。アフガニスタンは世界に出回るアヘンの90%を供給、収益は年間1億ドルにおよび、タリバンの重要な資金源となっている。