2014年アフガン民間死傷者が1万人越え
国連アフガニスタン支援団(UNAMA)の報告によると、2014年にアフガニスタンで戦闘などに巻き込まれて死亡した民間人が前年から25%増加し、3699人に上ったということです。負傷者は6849人で死傷者が1万人を超えたのは2009年以来初のようです。
また、報告によると地上戦による被害が大きく増加し、死傷した子どもの数も前年比40%増とのことでした。昨年末には国際治安支援部隊(ISAF)が戦闘任務を終了し、治安権限がアフガニスタンに委ねられましたが、その後も治安悪化が続いています。
米国:アフガン駐留軍の撤退延長か
2月21日、米国のカーター国防長官が予告なしにカブールを訪れ、アフガン駐留米軍の撤退期限が延長される可能性があることを明らかにしました。
現在アフガンには1万1000人の部隊が訓練、支援任務に当っており、計画では1年間で半減、来年2016年末までに完全撤退となっています。来月にはガニ大統領が訪米し、オバマ米大統領と詳細を協議する予定です。
CNN.co.jp 2015年2月22日(日)
毎日新聞 2015年2月21日(土)
米アフガン首脳会談へ
アメリカ政府は2月27日、オバマ大統領が3月24日にアフガニスタンのガニ大統領とアブドラ行政長官と会談することを発表しました。アメリカ政府はアフガン駐留米軍の撤退ペースを遅らせることも視野に検討されており、首脳会談において重要なテーマになると考えられています。
「イスラム国」台頭の動き
地元メディアによると、アフガン国内でタリバンの戦闘員が「イスラム国」(IS)の組織に忠誠を誓って仲間を勧誘しているようです。
また、アフガニスタン駐留米軍のキャンベル司令官も同様にタリバンが「イスラム国」として存在感を示す動きが出てきていると述べています。隣国のパキスタンでも同様の動きが見られており、キャンベル氏はアフガン、パキスタン両国と協力して対処する方針を示しました。
毎日新聞 2015年2月13日(金)
東京新聞 2015年2月13日(金)
アフガン政府とタリバン、和平への動き活発化
2月23日、アブドラ行政長官はタリバンとの和平協議が近く開始される見通しを表明しました。タリバン側は公式に発表していませんが、隣国パキスタンに代表団を送り交渉の進め方などを協議するとの報道もあるようです。
この和平協議には中国が一定の役割を果たしているとの指摘もあり、タリバンも昨年11月に代表団が北京を訪問したことを明らかにしています。
アフガンで雪崩相次ぐ、120人超死亡
アフガニスタン北東部のパンジシール州など4州で24日夜から25日の間に雪崩が起き、少なくとも124名が死亡したと伝えられています。アフガン各地ではここ数日に大雪が降り続いており、複数の地域で雪崩が発生しているようです。行方不明者も出ていますが、救助作業は難航しているとのことです。
<番外編>アフガン初の女性タクシー運転手
現在40歳のサラ・バハイ(Sara Bahayi)はアフガン北部バルフ州の州都であるマザリシャリフで2年前にタクシー運転手を始めました。彼女はアフガニスタンで初の女性タクシー運転手です。
「私はこの仕事に誇りを持っています。女性にとって私のタクシーで移動するのはとても落ち着くのです」男性客の中には暴言を吐く客もいますが彼女は気にしないようです。サラ・バハイは養蜂も行っており、アフガニスタンにおいて自立した女性のモデルとなっています。
監修:加藤真希(アフガニスタン事業担当職員)