アフガニスタン支援に関するロンドン会合開催
2014年12月4日、アフガニスタンの復興と自立に向けた支援国会合がロンドンで開催されました。会合には60か国以上の閣僚級代表が出席し、日本からは高橋博史駐アフガニスタン大使が参加しました。アフガニスタンのガニ大統領は汚職対策や治安状況の改善、女性の地位向上を柱とする改革案を表明しました。支援国は改革案を後押しし、開発支援を進めていくことで合意したということです。
外務省のHPでもロンドン会合について報告しています。こちらのリンクからご覧ください。
この国際会議に向けて市民の声を届ける目的で、市民社会主催のイベントも同地で開催され、事業統括の小野山と、現地事務所の提言活動担当サビルラが出席しました。各国の政策や援助が、アフガニスタンの人々が抱える課題に適切に対応するものとなるよう、現場を知る立場からの声を届けました。
国際治安部隊(ISAF)、アフガニスタンでの戦闘任務を終了
アフガニスタンの首都カブールで12月28日、北大西洋条約機構(NATO)が主導した国際治安支援部隊(ISAF)の任務終了を記念する式典が行われました。ISAFの任務は13年に及び、段階的に進められてきたアフガニスタン治安部隊への治安権限移譲が完了しました。
2015年以降に残留する部隊は戦闘には関与せずに、アフガン治安部隊の支援を行うということです。しかし、アフガニスタンでは治安が悪化しており再び混乱に陥るのではないかという懸念も広まっています。
AFPBBニュース 2014年12月29日(月)アフガンタリバン、パキスタンでの襲撃を非難
タリバンは12月16日、パキスタン北西部ペシャワールで起きたパキスタンタリバン運動(TTP)による学校襲撃事件を非難し、無実の子どもを殺害するのはイスラム教に反すると述べました。「アフガニスタン・イスラム首長国(タリバンの正式名称)は子どもと無実の人々の殺害を常に非難してきた」との声明を出していますが、アフガンタリバン自身も民間人を標的にした攻撃を行っています。
AFPBBニュース 2014年12月17日(水)アフガン新内閣の人事、ようやく発表
新政権発足から約3か月半が経過し、ようやくガニ大統領が1月12日に新内閣の閣僚人事を発表しました。大統領選でガニ氏とその座を争い行政長官についたアブドラ氏が有力ポストを強く求めたため人選が難航したということです。25の閣僚のうち、財務相と国防相を含む13ポストが大統領による指名で、外相と内相など12ポストが行政長官の指名となりました。新内閣は最大の課題である治安改善に加え、汚職撲滅や経済復興など様々な問題と向き合うことになるでしょう。
日本経済新聞 2015年1月13日(火)ISIS、アフガニスタンでも活動開始か
イスラム過激派組織「イスラム国」がアフガニスタン西部ファラー県に訓練基地を設営したということです。地方当局はここ3週間で80名ほどが訓練を行っており、タリバンもそれに参加していると報告しています。また、アフガニスタン国軍は、南部ヘルマンド県でも元タリバン幹部がイスラム国への志願者を集めているのを確認したと述べました。
Khaama Press 2015年1月15日(木)(原文英語)「イスラム国」:アフガンやパキスタン地域「領土宣言」
「イスラム国」(IS)は26日の声明でアフガニスタンやパキスタンなどを含む地域を「領土」と宣言したということです。「イスラム国はホラサン(アフガニスタン、パキスタンの旧名)に拡大した」と声明で宣言し、その地域の武装組織に参加を呼びかけました。アフガニスタンの反政府勢力であるタリバンは「イスラム国」については沈黙を保っているようです。
毎日新聞 2015年1月28日(火)
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
サフラン栽培、ケシ依存から脱却なるか
サフランの栽培がアフガニスタンにとって経済的な生命線になるかもしれません。サフランは非常に高価なスパイスで、その栽培には広大な耕地と多くの労働力が必要です。アヘンの原料であり、タリバンの資金源となっているケシに代わる作物として、サフランは大きな可能性を秘めています。一方で、生産にかかる莫大なコストや寒さに弱い点、隣国のイランが世界の9割のシェアを握っていることなど困難も多くあるようです。
AFPBBニュース 2015年1月3日(土)若手芸術家アジム・ファクリさん、平和の願いを絵筆に
アフガニスタンの若手芸術家アジム・ファクリさん(25歳)は平和と人権をテーマに武器と希望の象徴をモチーフに作品を描いています。彼は祖国への想いを込め、作品には「カブール・ナイツ(カブールの騎士)」と署名しているようです。アジムさんは2014年8月にアフガン復興支援団体「アフガン未来研究所」による若手芸術家賞を受賞しました。
時事ドットコム 2014年12月31日(水)世界を変えるデザイン「風力で動く地雷除去装置」
アフガニスタン出身のデザイナー、マッスード・ハッサニ(Massoud Hassani)氏が、風力によって砂漠の上を転がる地雷除去装置を政策し、そのアイディアと美しさにも注目されています。こちらをご覧ください。
監修:加藤真希(アフガニスタン事業担当職員)