全般・政治情勢
11/4の米国大統領選に勝利したオバマ氏を、アフガニスタン国内では概ね歓迎[1]。オバマ新政権は、アフガニスタンへの増派およびパキスタンとのテロ対策連携強化に向かう見通し[2]。ただし、アフガニスタンにおける民間人被害の増加や復興の遅れ、政府の腐敗・機能不全[3]、パキスタンとの間での越境攻撃問題(ペトラエウス将軍がパキスタン訪問するも解決に至らず)[4]、NATO内の足並みの不一致[5]など、問題は山積。中央アジア・中東諸国は、和平構築に向けた期待もこめつつ米国の動向を注視[6]。
タリバンはアフガニスタンからの米軍撤退を要求[7]。武装勢力との対話に向けてもまだ楽観できる状況にあらず[8]。
日本は衆議院解散・総選挙の見送りもあり、インド洋給油延長法案を継続審議中[9]。
内戦・治安
状況は相変わらず厳しい。民間人の被害も相次いでおり、ISAF/米軍とアフガニスタン政府間で問題化。
難民・内国避難民
UNHCRは今年の帰還難民が累計で276,700名に達したと発表[10]。パキスタンFATAにおける戦闘激化が難民帰還を促していると分析。
イランは2百万人におよぶ不法滞在アフガン人の強制送還方針を発表[11]。
民生・援助
厳冬期に向けて約6百万人が食料不足の危機に直面(既に降雪による交通遮断と食料価格高騰が始まった地域も)[12]。家畜被害も懸念[13]。医療保健面でも、偽造薬剤の氾濫やポリオワクチン接種の遅れ、精神的失調の広がりなどを保健省他が懸念[14]。
アフガニスタン政府は路上の物乞いを禁止[15]。
11/3に誘拐された仏人権団体のフランス人スタッフはまだ解放されず。
日本の無償資金協力(総工費30百万ドル、約29億円)で建設されたカブール国際空港の国際線専用ターミナルが竣工、6日の竣工式に緒方JICA理事長も出席[16]。