譲りの道を今日も行く
JVC に入職して、通勤が横浜から1 時間半の「長旅」となりました。オフピーク通勤であることと、関内駅からの乗車で混む前の京浜東北線という絶妙な組み合わせで、ほぼ座って通勤することができますが、ただ座っているわけではありません。席を譲ることを前提に席につかせていただきます。これすなわち「譲り道( ゆずりどう)」。
いつ、誰に、どのタイミング席を譲れるか。これがなかなか難しい。妊婦マークを付けてくれていると助かりますが、「的な人」も結構いらっしゃるので、「ヒールが高いので多分違う」など総合的な判断を求められます。譲りたいけれど遠くて、なんとかこちらの譲る気持ちを目ヂカラで訴えたりもします。見返りはもちろん求めていませんが、「ありがとう。すみませんねぇ」など声をかかられるとやはり嬉しいし、アメやポケットティッシュをもらったことも。
まだできていないことは、明らかに譲ったほうが良いと思われる人が前にいても譲らないで座っている人に「譲ってあげたら?」と声をかける事。この行為は「譲り道」の中でもかなり高度。なぜなら、その人は譲ろうと一度声かけたけど断られてその状況になっているかも知れないから。喧嘩になるかもしれないし。
人が席を譲る姿も感動するし、参考になります。「おっ!今のお兄さん、めっちゃスマートに譲ったなぁ」とか、「『気づかなくてごめんなさい』か、いい言葉だなぁ」と。そしてその手本を次の機会に実践してみる橋本なのでした。
「譲り道」は奥が深いのです。