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大きな声で思いをアピール!

震災支援担当/ アフガニスタン事業担当 谷山 由子
2014年3月 4日 更新
イラスト/かじの倫子イラスト/かじの倫子

こどもの頃、4人姉妹の末っ子の私は大声で叫ぶことが存在をアピールする大切な手段でした。最近、過去に鍛えたこのパフォーマンスを発揮できる機会が巡ってきました。

昨年の秋、ある集会でキャンプ座間(米軍基地)のバス停で毎週水曜日に座り込みをしている女性たちがいることを知り、さっそく出かけて行ったのが始まりです。そもそもアフガニスタンにいた頃から米軍の存在への疑問が増幅し、日本にもどってから「あなたたちのやっていることはおかしい」と伝えたかったのですが、さすがに一人で訴える度胸はありません。そこで、第一歩としてこのグループの毎月の定例抗議デモ行進に参加することにしたのです。"Stop the war right now(今すぐ戦争をやめろ)!"、"No UEX in Camp Zama (キャンプ座間に新司令部はいらない) !"と昼過ぎから大きな声でアピールします。続けているうちに(自分は黙っていないぞ)と勇気が湧き、深みにはまっていく気配を感じつつあります。思いのたけを叫び尽くした頃には陽も傾き、地元の有志とお疲れさん会に。「デモの許可がとりにくくなってねえ」とか「ビルの一角で米軍監視をしてたら逮捕されちゃってさぁ」と普段耳にしない武勇談も飛び交って、ちょっと緊張しつつも大声をあげた後の達成感に酔いしれるのでした。