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家族といっしょに野菜を食べたい!

JVC南アフリカプロジェクト・コーディネーター ドゥドゥジレ・ンカビンデ
2013年10月29日 更新
家族と一緒に野菜が食べたい!イラスト/かじの 倫子

JVC南アフリカで働いてかれこれ11年。今年で39歳、来年はいよいよ40歳になります。つまり人生の新たなステージを迎えるのです。

そんなタイミングを前に、今年の目標を「健康的な生活を送ること」にしました(前号参照)。でも、これがなかなか難しいのが現実です。なぜなら、私にはかれこれ二年間一緒に暮らすボーイフレンドがいますが、彼と彼の14歳になる息子は野菜が嫌いなのです。多くの南アフリカ人はパップ(白トウモロコシを乾燥させて粉にしたものをお湯で練る)と言われる主食をサワーミルクあるいは肉と組み合わせて毎日繰り返し食べています。一方、私は日本人と一緒に働くことで、またJVCの家庭菜園研修の活動を通じて栄養価に富んだ健康的な食事というものを学び、これが自分の体にも合うことを実感してきました。

でも、家でいくらがんばってそうした料理を作っても家族は食べてくれないのです。そのうち自分一人のために料理する気も失せて、かといってパップと肉を毎日食べる気にもならず...最近はパンとお茶だけですませてしまうこともあります。ちなみに私のボーイフレンドは南アの黒人男性にしてはめずらしく料理が得意で、自分でパップや肉料理を作れてしまうことも逆に災いしています(男性が家事をするのはいいことなんですけど)。

日曜日には奮発してバラエティに富んだ食事を作るのですが、食べるかどうかは結局彼ら次第で、いつも悔しい思いをしています。家族の食事で同じような悩みを抱えている方、どうか私にいいアドバイスをいただけませんか?

No.281 「あるもの」を活かす暮らし (2010年6月20日発行) に掲載】