\n"; ?> JVC - 集落再編に向けた交流の場づくり - 気仙沼支援活動レポート

集落再編に向けた交流の場づくり

震災支援担当 伊藤 祐喜
2015年7月 8日 更新
住宅団地の見学の様子①住宅団地の見学の様子①

5月24日、梶ヶ浦地区の在宅住民および防災集団移転参加者を対象に「新緑を楽しむ会」を開催しました。
現在、梶ヶ浦地区では防災集団移転による住宅建設が進められており、今年度内には一時的に地域を離れていた住民が地元回帰を果たす見通しとなっています。そのような状況から、今後梶ヶ浦地区に戻ってくる住民と現在地区内で暮らしている住民との繋がりを再び深めるべく、今回は両者の交流を図るイベントを企画しました。

住宅団地の見学の様子②住宅団地の見学の様子②

イベント当日、参加者は住宅建設が進められている梶ヶ浦地区内の住宅団地を見学しました。在宅住民は同団地に足を運ぶ機会が少ないため、見学の際は防災集団移転参加者より団地内の状況についての説明が行われました。在宅住民からは「この土地には誰の家が建つの?」、「自宅からここまで歩いて来て団地内を回ると良い散歩コースになるね」といった声が聞かれ、団地内を興味深そうに見学する様子がみられました。

見学の後、参加者は住宅団地付近の新緑が映える場所に移動し、各自持参したお弁当を食べました。食事の際はそれぞれが作ったおかずを分け合う様子がみられ、会場は和気あいあいとした雰囲気となっていました。また、参加者の中には久々に顔を合わせる人々も多く、お互いの近況を嬉しそうに語り合う様子がみられました。

昼食場所へ移動する参加者昼食場所へ移動する参加者
新緑の下で食事を楽しむ参加者新緑の下で食事を楽しむ参加者

防災集団移転により多くの住民が地元回帰を果たした後においても、梶ヶ浦地区の全世帯数は震災前の半数以下となります。地区内の人口規模は大幅に縮小することとなりますが、地域が本来持っている一体感を取り戻し住民が活き活きと暮らせるよう、JVCはこれからも集落再編に向けた交流の場づくりを実施していきます。

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更新日タイトル
2015年12月 9日 更新寄り添い合える地域をつくる
2015年7月 8日 更新集落再編に向けた交流の場づくり