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がんばり屋さんのトランペット

JVC事務局長 長谷部 貴俊
2015年11月12日 更新
イラスト/かじの倫子イラスト/かじの倫子

JVC に入って、気付いてみたら約10 年になります。2006 年に小学生になったばかりの息子のことをこの『ひとりごと』欄で書きましたが、今回は今年中学1年生になった娘について書きたいと思います。

娘は、私にも妻にもなぜか似ず、とてもまじめで何事にも手を抜かない性格です。中学に入った際、「まじめな先輩が一番多かったから」という理由から娘は吹奏楽部に入りました。そして、本人の希望と選抜試験を経て、トランペットを吹くことになりました。息子はサッカー部でしたが、そちらよりも吹奏楽部のほうが「ザ・体育会系」で、肺活量はじめ体力も使い、練習時間が長く大変です。夏休みも練習が厳しく、「勉強する時間がもてない」と悔しがり、中学生の頃なんてそこそこしか勉強していなかった私を不思議がらせています。

夏くらいになると、発表会も増えてきます。きちんとしたコンクールで吹くこともありますが、それよりも小中学校や地域のイベントに呼ばれて演奏する機会がかなりあります。数回しかまだ見ていませんが、あっという間にジブリ映画の曲をはじめ多くの曲を吹いていました。親バカと言われるでしょうが、素直に「すごいな~」と思いました。「数ヵ月前に始めたばかりなのに、こんなにできるなんて」と。近所の公園や駅前広場でトランペットを吹く娘をみて、私自身(これまでJVC でどれだけのことができてきただろうか...)と自問したところ、「まだまだですね」という答えを聞こえた気がしました。