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スタッフのひとりごと

限りなきラーメン愛

現地調整員 林 真理子
2013年10月29日 更新
ひとりごと:林さんイラスト/かじの倫子

私はラーメンが好きだ。

転職して東京に出てきて初めて買った本は「ラーメン特集」の雑誌だった。前職で京都に住んでいたときから、自転車を1時間以上駆って有名店の行列に参戦していた。「アフター5は何してますか?」と聞かれては「ラーメン巡りです」と答えていた。ラーメンは健康のバロメーター。体調の良し悪しはラーメンへの食欲ではかる。私の生活はラーメンとともにあるといってもいい。

ここで、私がすすめるラーメン店トップ3を紹介したい。まず、1つ目は武蔵境にある「大山屋」の濃厚とき卵ラーメン。麺の太さと硬さが絶妙。麺が濃厚スープに絡む感覚もこれまた絶妙。2つ目は、吉祥寺にある「虎洞」のつけ麺。ポイントは、とんこつ醤油のスープの中に感じる微かな酸味とかつおだし。幾重にも重なる濃厚な味を楽しんでください。そして、3つ目はこれも吉祥寺にある「ブブカ」の油そば。味は若干ぼやけているが、あの油っぽさが食欲を刺激してとまらない。我が家が東京の西側にあったので地理的に偏った感は否めないが、それでも自信をもっておすすめできる3軒だ。

そんなラーメン好きの私にも転機が訪れた。その名も「加齢」。胃が劇的に弱くなった。特ににんにくに弱い。胃のドラキュラ化である。にんにくが多く入ったラーメンを食べると、数時間は激しい胃痛に悩まされる。しかし、私の好きなラーメンは塩ラーメンやあっさりしょうゆの類ではなく、にんにくと背脂がはいったこってりラーメンなのだ。それゆえ、ラーメンを食べる前には覚悟を決めなければならない。ラーメンか胃痛か、それが問題である。

No.305 JVC国際協力コンサート (2013年10月20日発行) に掲載】