\n"; ?> JVC - 日本の私たちと今世界で「大豆」をめぐって起こっていること - イベント情報
  • HOME >
  • イベント情報 >
  • 日本の私たちと今世界で「大豆」をめぐって起こっていること
モザンビーク・ブラジル・日本 3カ国民衆会議 オープンイベント
11月20日火曜日18時ー20時

日本の私たちと今世界で「大豆」をめぐって起こっていること

~アグリビジネスによる油糧・飼料作物栽培の環境・社会的影響と住民の抵抗~
2018年10月 4日 更新

※お申し込み多数につき満席となりました。ご了承ください。
11/21に同じ会場で開催する「国際シンポジウム&マルシェ」でも、これらの問題をより広く深い視野で掘り下げることになっています。そちらのお申し込みは未だ受け付けておりますので、ぜひ詳細をご参照の上、お申し込みください→http://triangular2018.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

以下のイベントにJVC地域開発グループマネージャーの渡辺が登壇します。

【主催者広報文】

イベントチラシ.PDFイベントチラシ.PDF

私たちの暮らしに欠かせない「大豆」。 

「大豆」というと、お豆腐やお味噌を思い出すかもしれませんが、私たちの目からは見えないところで大いに使われています。たとえば、大豆油が食用油として使われているほか、油を搾った後の大豆粕は家畜の飼料として使われています。実は、世界で生産されている「大豆」の大半は、油と飼料として使用されています。その多くが遺伝子組み換えのものとなっており、工業的な大量生産のため、広大なプランテーション(農地)でモノカルチャー(単一作物)栽培が行われています。 大豆は「油糧作物」とも呼ばれ、同じく「油糧作物」として近年注目を浴びる油ヤシ(オイルパーム)とともに、その栽培にあたっては、多くの企業が、世界中で森林伐採や土地収奪(ランドグラブ)などを行っており、環境面でも社会面でも深刻な影響をもたらしています。

世界に先駆けてランドグラブ現象に警鐘を鳴らしてきた国際NGO・GRAINは、これまでアジア、中南米、アフリカにおける「油糧作物」のモノカルチャー栽培のための土地収奪の問題に、コミュニティの住民とともに取り組んできました。とくに、油ヤシ栽培が急速に広がりつつある中央・西アフリカ地域で、被害コミュニティや女性が、別の国のコミュニティや女性に出会うことで、互いに課題や戦略を学び合い、共通のキャンペーンを形成する運動を支援してきました。

今回のイベントでは以上の活動成果を紹介するとともに、来年度の最終成果報告会に向けた事前学習の機会としたいと思います。そこで、今年度は、GRAINのパートナーでもあるブラジルの専門家や市民団体を招き、まずは日本との関係の深い「大豆」をめぐって世界で何が起きているのか、そしてその主要な生産地であるブラジル・セラードの地域社会で何が起きているのかをコミュニティの側から具体的に紹介することで、広い層の皆さまに「油糧作物栽培」の問題に関心を持っていただく機会にできればと考えています。

なお、日本との関係が深いセラード地域から関係者が来日するのは初めてのこととなります。また、同じ時期に、食と農の問題を日本・モザンビーク・ブラジルの3カ国の民衆で話し合う「3カ国民衆会議」も開催されます。あわせてご参加いただければと思います。

参考サイトはこちらです。また、三カ国民数会議趣意書はこちらです。合わせてご覧ください。

日時 2018年11月20日 (火) 18:00~20:00
会場 聖心女子大学 4号館4-2教室
住所:渋谷区広尾4-2-24 聖心グローバルプラザ(4号館) (会場への地図)
アクセス東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分
プログラム

内容

  • 開催趣旨・背景
    (渡辺直子 日本国際ボランティアセンター)
  • 報告 「日本の私たちと世界の大豆」
    (平賀緑 立命館大学非常勤講師)
  • 報告 「グローバルな油糧作物栽培の過去と現在」
    (ジアナ・アギアール リオ連邦大学大学院/FASE)
  • 報告 「ブラジル・セラードにおける環境・社会的影響と住民の抵抗」
    (イゾレッチ・ウィシニエスキー セラードを守る全国キャンペーン)
  • 質疑応答/ディスカッション 「日本ができること/してはいけないこと?」
    (モデレーター:印鑰智哉 日本の種子(たね)を守る会事務局アドバイザー)

講師

20181120-minsyuukaigi-5.jpg

平賀緑
(立命館大学非常勤講師)

かつて丹波の小さな畑にて有機菜園と鴨たちを育て、手づくりバイオディーゼル燃料で車を走らせ、持続可能な食とエネルギーを促す適正技術を紹介。その後、ロンドン市立大学(食料栄養政策学修士)取得。京都大学大学院で農業・食料の国際政治経済学を学ぶ(経済学博士)。現在、立命館大学の非常勤講師のほか、京都大学経済学研究科経済資料センター研究員。

20181120-minsyuukaigi-4.jpg

ジアナ・アキラール
(リオ連邦大学大学院/FASE)

2014年からリオ連邦大学の都市・地域計画研究科の博士課程所属(国際関係学修士)。アグリビジネスのための巨大貿易回廊に焦点をあてた開発事業の研究を行う。ブラジルNGOの連合組織であるFASE(社会・教育支援団体連盟)の国際アドバイザーでもある。2012年から2015年まで、トランスナショナル研究所(TNI)の研究員。2008年から2010年まで国際ジェンダー貿易ネットワーク(IGTN)のグローバルプログラムコーディネイターを務める。本年、EU議会で油糧作物栽培プランテーションの問題をレクチャーした。

イゾレッチ・ウィレンスキー
(セラードを守る全国キャンペーン/ CPT)

エコノミスト(ゴイアス・カトリック大学:PUC/GO)。2005年からゴイアス州のカトリック土地司牧委員会(CPT)のリージョナル・コーディネーターに就任。2009年にCPTの全国コーディネーターとして選出される。2015年から2018年にかけてセラード地域に焦点をあてたCPTの活動の重視に貢献した。セラードを守る全国キャンペーンのコーディネーターでもある。2018年4月、CPTの全国執行コーディネイターとして選出される。本年、ニューヨーク市立大学でセラード地域の住民が直面する土地収奪と環境破壊の問題をレクチャーした。

資料代 1,000円(学生無料)
定員60名
主催国際NGO・GRAIN
共催(特定非営利活動法人)日本国際ボランティアセンター、3カ国民衆会議実行委員会、グローバル共生研究所
助成地球環境基金
協力モザンビーク開発を考える市民の会
申し込み/
問い合わせ先

【お申込み】

11月14日(水)までに下記のフォームから必須項目をご登録の上、直接会場にお越し下さい。

一連のイベント費用を集めるため、11月25日までクラウドファンディング実施中です。ご支援または情報の拡散にご協力お願いします。

日本と世界の「食と農」を守る。3ヵ国の農家や市民が連帯する国際会議を開催したい!|3か国民衆会議実行委員会ユースチーム

「3ヵ国民衆会議」は、私たちが生活していく上で必要不可欠な食と農の、今と未来を話し合う国際会議です。1人でも多い3ヵ国の農民の声を会議に反映させ、農村・農民交流を実現するためのサポーターになっていただけないでしょうか?