2018年11月21日(水曜日)
国際シンポジウム「危機の21世紀を超えて、つながりあい、食の幸せを未来に手渡すために」

以下のイベントにJVC地域開発グループマネージャーの渡辺が登壇します。
【主催者広報文】
21世紀に生きる私たちは、未来の世代にどのような「食」と「農」を手渡していけるでしょうか?
いま、世界各地で「食」とそれを支えてきた「家族による小さな農業(家族農業)は深刻な危機に直面しています。
その背景に、もうけを重視する投資や企業により構築されるグローバル・フードシステム、それを推進する各国政府や国際機関の政策、地球温暖化などによる異常気象があります。そして、農地・水・たね(種子)・森へのアクセスや「どこで何をどう育てるのか」の決定権が小さな農家の手から急速に奪われつつあります。
このことは日本に暮らす私たちとも無縁ではありません。たとえば、日本は、官民一体となって 、南米ブラジルで輸出向けの大豆や穀物の巨大農場づくりを推進し、小さな農家やコミュニティの土地を奪ってきました。また、日本の政府開発援助(ODA)は、アフリカのモザンビークでも同様の試みを計画し(プロサバンナ)、結果として多くの農家の土地が奪われました。大豆は日本の食文化になくてはならないものですが、 この生産のために現地の人びとの暮らしが奪われ、 大規模な環境破壊が生じています。
その一方で、 グローバリゼーションの負の影響をもっとも深刻な形で受けた「南(途上国)」の先住民族や小さな農業を営む人びとは、それを乗り越えるための創意工夫を積み重ねてきました。「母なる地球」「食の主権(食料主権)」「たねへの権利」「アグロエコロジー」「小農の権利/主権」これらのビジョンや実践は、国境を超えた人びとの連帯を通じて世界に広がり、多くの素晴らしい変化を生み出してきました。来年には「国連家族農業の10年」が始まります。
農家の苦境は、「食」の受け取り手でもある私たちの選択肢と決定権を失うことにもつながっています。
これを受けて、日本の私たちは、モザンビークとブラジルから来日する皆さんとともに、「食と農の未来」を描き、課題を整理し、これらを乗り越えるための方策を話し合いたいと思います。
1部だけ2部だけの参加も可能です。
また、お昼前からオーガニック・ファーマーズマーケットやマルシェ、たねや写真の展示イベントも開催します。ぜひ多くの方にご参加いただければと思います。
日時 | 2018年11月21日 (水) 11:00~20:40 |
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会場 | 聖心女子大学4号館(元JICA地球ひろば) ブリットホール
住所:渋谷区広尾4-2-24 聖心グローバルプラザ(4号館) (会場への地図) |
アクセス | 東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分 |
内容 | 構成11時頃ー:ファーマーズマーケット@1階入口右 12時30分ー14時45分:マルシェ(野菜や書籍等の販売)と展示 15時ー17時30分:国際シンポジウム(第1部) 18時ー20時40分:国際シンポジウム(第2部) プログラムこちらのチラシをご参照ください。 登壇者プロフィールはこちら。 |
資料代 |
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定員 | 300 |
主催 | 3カ国民衆会議実行委員会 この実行委員会は「呼びかけ人・団体」の呼びかけを元に、 募集を開始。「呼びかけ人・団体」一覧はこちら。 |
共催 | グローバル共生研究所 |
申し込み/ 問い合わせ先 | 【お申込み】 下記ファームからお申込みの上、直接会場へお越しください。 【お問い合わせ】 3カ国民衆会議実行委員会 事務局 モザンビーク開発を考える市民の会 |
一連のイベント費用を集めるため、11月25日までクラウドファンディング実施中です。ご支援または情報の拡散にご協力お願いします。
日本と世界の「食と農」を守る。3ヵ国の農家や市民が連帯する国際会議を開催したい!|3か国民衆会議実行委員会ユースチーム
「3ヵ国民衆会議」は、私たちが生活していく上で必要不可欠な食と農の、今と未来を話し合う国際会議です。1人でも多い3ヵ国の農民の声を会議に反映させ、農村・農民交流を実現するためのサポーターになっていただけないでしょうか?