11月9日の夕方から始まったガザ地区へのイスラエルからの攻撃は、14日、ハマスの軍事部門最高幹部が空爆により殺害された後も続いています。この間、ガザ側からイスラエルの境界線へ向けてロケットが発射され、イスラエル側に3人の死者が出ている一方で、ガザ側には18人以上の死者、100人以上のけが人が出ています(11月16日現在)。イスラエル軍からの空爆は、ガザ北部に位置するガザ市を中心として、南部ラファ、中部ハン・ユニスのガザ地区全域におよび、11日からエジプトを介した停戦交渉もありますが、不安定な状況が続いています。
JVCはガザ地区において、子どもの健康を守る活動を地域の女性たちと共に進めてきました。今回の攻撃を受け、栄養失調に直面する子どもたちをはじめ厳しい状況にある人々の暮らしがさらに脅かされることが危惧されます。また地域で活動を共にするArd En Insan (AEI)のスタッフによると、ガザに住む人々は、空爆に怯え、外にも出られない状況が続いています。
JVCは双方の軍事攻撃に対し強く抗議の念を持つとともに、引き続き、活動を共にしているローカルNGOや関係者と情報を収集しています。また、現地での活動は随時、ホームページ等を通しお知らせいたします。
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(パレスチナ事業担当 津高、広報担当 広瀬)