
昨年12月23日、国会議員主催でODA事業「プロサバンナ」に関する勉強会が開催されました。この度、第2回目の勉強会が開催されることを受け、日本のNGOが協力団体として、お知らせと参加者募集の呼びかけを行います。
詳細は以下の通りです。皆さま、ぜひふるってご参加ください。
なお、参加にあたっては事前登録が必要ですので2月18日(火)正午までに、以下のお申し込みページでご登録下さい。
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【国会議員勉強会 開催の経緯】
2009年、日本政府とJICA(国際協力機構)は、ブラジルと共に、アフリカのモザンビークで大型農業開発事業「プロサバンナ」を進める三角協力事業に合意しました。「プロサバンナ」は、2011年に始動しましたが、2012年10月には、モザンビーク最大の小農運動(UNAC)が、事業への反対を表明しました。以来、現在まで、数多くの問題が明らかになっています。
2013年以来、衆参両院の国会議員は、税金の適正運用と透明な行政の実現のため、事業主であるJICAやこれを監督する立場にいる外務省に対し、情報照会、国会質疑、質問主意書の提出等に取り組んでこられました。過去には、議員主催のプロサバンナ勉強会が、JICA/外務省とNGOを招く形で2度行われています。
昨年9月4日に開催されたNGOによる院内集会には、10名の国会議員が協力されました。同集会は、アフリカ開発会議(TICAD7)にあわせて来日した事業対象地最大の小農運動(ナンプーラ州農民連合)代表と「プロサバンナにノー!キャンペーン」のリーダー、外務省・JICAを招く形で行われ、その様子はテレビや新聞、ネット上で広く報じられました。
しかし、9月20日、JICAは自らの公式サイトで、院内集会に登壇した小農運動代表を名指しで、虚偽の記述に基づく誹謗文を発表しました。これを受けたNGO5団体は、JICAに対し、記述が事実に基づいていないこと、また新たな人権侵害であるとして抗議し、文章の撤回を要求しましたが、現在までこの文は掲載されたままです。
第1回 国会議員主催勉強会(2019年12月23日)は、以上の事態を憂慮し、また現地行政裁判所でのプロサバンナ違法判決を受けて、議員のイニシアティブで、外務省・JICAとNGOを招待する形で開催されました。その際、勉強会の継続が約束され、今回第2回勉強会が開催される運びとなりました。
なお、本事業には、事業開始から8年、35億円を超える国費が投入されてきました。ひとりでも多くの日本の納税者・主権者と共に問題を考えるため、本勉強会はメディア・市民に広く公開されます。

<参考サイト>
第1回 勉強会の様子は以下のYoutubeサイトや報道でご覧下さい。
- 【動画】
20191223国会議員主催「プロサバンナ事業に関する勉強会01
(01から07まであります)
- 【TBS Nスタ】
・「日本のODA要らない」アフリカ農民の訴えにJICAは?
・「日本のODAに現地からの『NO』」
日時 | 2020年2月19日 (水) 13:00~16:00 |
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会場 | 参議院議員会館 B104会議室
住所:東京都千代田区永田町2-1-1 (会場への地図) |
アクセス | 地下鉄メトロ 永田町(徒歩4分)、国会議事堂前(徒歩7分) |
資料代 | 500円 |
定員 | 90名 |
主催議員 | 石橋通宏議員、井上哲士議員、西村智奈美議員、福島みずほ議員、川田龍平議員、徳永エリ議員、田村貴昭議員、牧山ひろえ議員、原口一博議員(その他、調整中) |
協力 | 日本国際ボランティアセンター(JVC)、モザンビーク開発を考える 市民の会、No! to landgrab, Japan、ATTAC Japan国際ネットワーク委員会、アフリカ日本協議会(AJF)(その他、調整中) |
集合時間 | 12時30分~12時45分 ※集合時間内に、参議院受付ロビーに集合下さい。ロビーで入館票をお渡ししてからの入館となります。 →遅れる場合は申込ページの備考欄に具体的な到着時間をご記入下さい。 |
申し込み/ 問い合わせ先 | 【申し込み】 事前お申込みが必要です。※締切2/18(火)正午。定員に達し次第、締め切ります。 以下申し込みページから氏名・所属(一般可能)・連絡先をご記入ください。 日本国際ボランティアセンター(JVC)東京事務所 〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F TEL:03-3834-2388(渡辺) |