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アーティストブリッジ2019 in 京都

封鎖に抗して ガザ・アーティストは語る

2019年2月26日 更新

イベントの模様は下記で生配信予定です。ぜひご覧ください。
IWJ・エリアCh1

以下のイベントにパレスチナ事業スタッフの渡辺真帆が登壇します。また、東京でも2月28日に ギャラリートークが行われます。

【以下主催者広報文】

イスラエル占領下のパレスチナのガザ地区が完全封鎖されて、まる12年が経とうとしています。 現在、200万以上の住民たち(その7割は、71年前の民族浄化によって故郷を追われた難民たちとその子孫です)が、12年もの長きにわたり、世界最大の野外監獄と化したガザに閉じ込められて、人間らしく生きる権利を奪われています。

4年半前の2014年の夏には、ガザは51日間に及ぶ、ジェノサイドとも言うべき攻撃に見舞われて、2200名以上の人々が殺されました。 (うち500人以上が14歳以下の子どもたちでした。)

攻撃から1カ月半後の2014年10月、ガザから、パレスチナ人権センターの代表で弁護士のラジ・スラーニ氏をお招きし、京都大学で講演会を開催しました。
*その時の動画はこちらで視聴できます。

公開講演会ラジ・スラーニ「ガザに生きる―尊厳と平等を求めて」 | IWJ Independent Web Journal

あれから4年。 環境はさらに悪化し、社会全体が精神を病み、自殺を最大の禁忌とするはずのイスラーム社会のガザで、ここ数年、自殺者が劇的に急増しています。 もはや自殺して地獄に堕ちることと、ガザで生きることに何の違いもないからです。

その完全封鎖下のガザから、このたび、3人のアーティストが来日しました。 ガザを出ることができたということ、それ自体が奇跡のいま、多くの困難と障壁を乗り越えて実現した、まさに奇跡の来日です。

世界から隔絶され、世界の忘却と無関心のなかに打ち棄てられているガザの声を、ガザの人々の《肉声》を通して世界に伝えたい、ガザと世界を、私たちを、つなげたい----そのような市民の想いで、3人の来日と作品展が実現しました。

呼びかけたのは、20年以上にわたり、占領下のパレスチナやレバノンのパレスチナ難民キャンプで難民の子どもたちの絵画指導をおこなってきた画家の上条陽子さん(1937年-)をはじめとする日本のアーティストたちです。 (来日した3人の画家のうち2人は、上条さんの教え子です。)

彼らの来日は、日本のメディアでも報道されています。

ガザ地区から来日の画家らが講演|NHK 首都圏のニュース

「芸術は世界へつながる希望」 ガザから、展覧会開催へ3人来日 ビザ発給に1カ月/検問40カ所:朝日新聞デジタル

奇跡の来日を遂げたガザの3人のアーティストを京都大学にお招きできることになりました。 27日(水)、講演会を開催し、ガザの人々の思いを肉声で語っていただきます。

そして、3人のお話をより深く理解するために、2部構成にして、第1部では、ガザで支援活動をおこなっている日本のNGO、日本国際ボランティアセンター・スタッフの渡辺真帆さんに、ガザの現況についてお話しいただきます。

市民の力で実現したこの「奇跡」が、私たちにできることは、まだまだたくさん、あるということを示しています。 みなさまのご来場を心よりお待ちしております。 世界を変えるために、私たちに何ができるのか、ともに考えましょう。

【言語】アラビア語、英語(日本語通訳あり)

日時

2019年2月27日(水)
第1部 ガザの現況報告 16:15〜17:30(16:00開場)
第2部 封鎖に抗して ガザ・アーティストは語る 18:00〜21:30(17:30開場)

会場 京都大学 吉田南キャンパス 人間・環境学研究科棟 地下講義室
アクセス

*吉田南キャンパスは、時計台キャンパスの南側のキャンパスです。

*人間・環境学研究科棟は、89番の建物です。
 ピロティを挟んで東側(大文字側)、ガラス張りの建物の地下です。

プログラム

第1部 ガザの現状(最新報告)16:15‐17:30
16:00 開場
16:15 開演 主催者挨拶
16:25 講演「完全封鎖下のガザの現況」
       渡辺真帆(日本国際ボランティアセンター)
17:15 質疑応答
17:30 終了

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第2部 封鎖を超えて ガザ・アーティストは語る
17:30 開場
18:00 開演
      主催者挨拶
      招聘団体挨拶(「アーティストブリッジ2019 ガザのアーティストを支援する交流展」)
18:15 封鎖下のガザ 現況(渡辺真帆)
18:30 動画紹介(12分)
      アーティストトーク
      ガザの状況、封鎖下の生活、アートとは何か 
20:15 休憩
20:30 私たちに何ができるか
      質疑応答
21:30 終了予定

通訳:渡辺真帆、佐藤愛

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【プロフィール】
■ムハンマド・アル=ハワージュリー Mohammad Al-Hawajri
1976年、ガザ、ブレイジュ難民キャンプ生まれ。ガザの現代アーティスト集団「エルティカー」創設メンバーの一人。国外の多くの国から展覧会に招待される。作品はコレクションされている。


■ソヘイル・サーレム Soheil Salem
1974年、ガザで生まれる。「エルティカー」創設メンバーの一人。アル=アクサー大学美術学士号取得。フランス他、国外から招待出品。


■ラーエド・イーサー Raed Issa
1975年、ガザのブレイジュ難民キャンプ生まれ。国外でも活躍。イタリア・ローマの国際美術賞を受賞。「エルティカー」メンバー。

参加費 入場無料、事前申し込み不要(どなたでもご参加になれます)
主催京都大学大学院 人間・環境学研究科 岡 真理研究室
共催京都大学大学院 人間・環境学研究科 学際教育研究部
科研基盤研究(A)「イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究」