ガザの起業家の来日イベントに、パレスチナ事業担当の並木が登壇いたします。
【以下主催者広報文】
ガザでは、ヒトやモノの出入りが厳しく制限され、失業率は5割に迫り、200万人のうち8割が援助に頼っていると言われています。 2007年以降10年を超えるガザの封鎖、過去20年間で200万人へと2倍以上に増えた急激な人口増と大きなものだけで6回を数える紛争。 そしてトランプ政権によるイスラエルの「エルサレム首都宣言」、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への拠出金の停止、アメリカ大使館のエルサレムへの移転など、パレスチナを取り巻く環境が厳しさを増しています。
ギリギリまで追い込まれた人々は、今年の3月末以降、祖国への帰還を求めるデモを続けており、火炎瓶を付けた凧や風船をイスラエル側に飛ばす等の抵抗も行っていることから、イスラエル側の締め付けもより一層きつくなっており、負傷者1.7万人、死者170人超という事態に発展しています。
しかし現地では、困難を極める状況下にも屈することなく、ビジネスの力を使って、ソーシャル・イノベーションを起こそうとしている何人もの若い企業家がいます。 われわれソーシャル・イノベーション・ワークスでは、その若手企業家のリーダーであるマジッドさんを、9月にガザからお呼びします。 マジッドさんは、復興が進まないガザの為に、安価、丈夫で環境にも優しいブロックを、日本の建設会社の協力も得ながら開発し、今年の初めから量産を開始しました。
また彼女は電力不足に悩むガザの為に、休むことなく太陽光発電の会社を立ち上げるべく奮闘中です。
当日は、われわれと同じくガザで粘り強い活動を続ける、日本国際ボランティアセンターの並木さんをリソースパーソンにお迎えしつつ、マジッドさんの挑戦とソーシャル・チェンジに掛ける思いについて学ぶと共に、彼女が取り組むチャレンジについて、皆さんと一緒に考える機会を設けたいと思います。
- ※開始直前は大変混み合います。時間に余裕を持ってお越しください。
- ※終了後、同じ会場内で懇親会を行う予定です。懇親会参加費+2000円/人。
- ※本勉強会はお子さま連れも歓迎です。完璧な対応はできませんが、運営側としてできることは致しますのでお気軽にご相談ください。
- 使用言語:英語・日本語
※完璧な通訳ではありませんが、マジッドさんのお話はボランティアによる逐次通訳を行う予定です。 - ※終了後、同じ会場内で懇親会を行う予定です。懇親会参加費+2000円/人。
日時 | 2018年9月 8日 (土) 17:00~19:00 (16:30開場) |
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会場 | JICA地球ひろば (セミナールーム600を予定)
住所:〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町10-5(JICA市ヶ谷ビル内) (会場への地図) |
アクセス |
※JICA本部(千代田区二番町/最寄駅「麹町」)ではありません。 |
登壇者プロフィール | ![]() マジッド・マシャラウィ ガザの企業家。Islamic University of Gazaで土木工学を専攻。エンジニアとしての勤務経験を経て、2015年にGreen Cakeを起業。ガザの建築資材が限られる中、灰からコンクリブロックを生産する技術を開発し、ガザの復興を目指す。2018年初めからブロックの量産を開始。また電力不足に悩むガザの為に太陽光発電事業も開始。これまでに、Gaza Entrepreneur Challenge 2016、MIT competition for Arab start-up projects準優勝者、INDEX Award 2017ファイナリスト、Emirates Energy Award 2017などを受賞。TED Woman 2018参加予定。 ![]() ■並木 麻衣(日本国際ボランティアセンター パレスチナ事業担当) イラク戦争のニュースを見て「紛争下でもたくましく生きる人々の素顔を探しに行きたい」と思い、大学でアラビア語と平和構築を専攻。授業で知った"紛争地"パレスチナで暮らしてみたくなり、2006年から1年間パレスチナ・イスラエルへ留学。現地に友人が増え、紛争の両側で生きる人々が抱える問題に直に触れ「日本からできることは何だろう」と悩みを深めて帰国。大学卒業後はITベンチャー、経理、大学などで働き、スーダン障がい者支援NGO事務局長職を経て、2013年7月からJVCパレスチナ事業担当。 |
参加費 | 【一般】2,000円/【学生】1,000円 ※懇親会参加の方は別途2,000円 |
主催 | ソーシャル・イノベーション・ワークス |
申し込み/ 問い合わせ先 | 下記のPeatixのイベントページよりお申込みください。
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