国連広報センター(UNIC)主催のシンポジウムに金子由佳(日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ事業 現地調整員)が登壇します!
~主催者広報文より~2014年は国連の定めた「パレスチナ人民連帯の国際年」です。パレスチナとイスラエルとの間の恒久的な和平に向けた話し合いに少しでもはずみをつけたいという願いから定められたものです。
特に11月29日は国連が定めた「パレスチナ人民連帯国際デー」です。
そこで、国連広報センターでは、国連アカデミック・インパクト参加大学である立教、明治、国際の3大学による大学間連携共同推進事業「国際協力人材」育成プログラムとともに、「パレスチナ人民連帯の国際年」記念シンポジウムを開催します。
本年度米アカデミー賞外国語作品賞にノミネートされた『オマール、最後の選択』を、2015年の日本公開に先駆けて上映し、その後、第一線で活躍する方々によるパネル・ディスカッションを以下の内容で行います。
映画『オマール、最後の選択』について

主人公のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。思慮深く真面目なパン職人として働くオマールだが、壁の向こう側では仲間と共に自由のために闘う戦士だ。
しかし、ある日、イスラエル兵士を殺害した疑いで捕えられ、イスラエル軍より拷問を受け、死ぬかスパイになるかの選択を迫られる...。自爆攻撃者の心情、若者たちの葛藤を描き出した『パラダイス・ナウ』のハニ・アブ・アサド監督の最新作『オマール、最後の選択』(原題:omar)は、占領下のパレスチナに暮らす若者たちを中心に一筋縄ではいかない友情や恋、そして、死んで英雄になるか、裏切り者として生きるのかという究極の選択を迫られ苦悩する青年オマールの状況を、切実に、サスペンスフルに描いた作品だ。
特筆すべきは、本作がすべてパレスチナ資本によって製作されたことだ。製作スタッフも全てパレスチナ人、撮影も全てパレスチナで行われ、出演者のほとんどが演技経験のない新人たちだ。監督のハニ・アブ・アサドはこう発言している。「これは占領下に閉じ込められ、厳しい状況に直面した愛についての映画である」。本作は、2014年アカデミー賞外国語部門にパレスチナ代表としてノミネートされている。
監督・脚本・製作:ハニ・アブ・アサド/撮影:エハブ・アッサル/編集:マーティン・ブリンクラー、イヤス・サルマン/出演アダム・バクリ、ワリード・ズエイター、リーム・リューバニ、サメール・ビシャラット、エヤド・ホーラーニほか
(2013年/パレスチナ/97分/アラビア語・ヘブライ語/カラー/ドルビーデジタルSRD 5.1/スコープサイズ/DCP) 2015年公開予定
日時 | 2014年11月26日 (水) 18:40~21:10 |
---|---|
会場 | 立教大学池袋キャンパス8号館101教室
住所:〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1 (会場への地図) |
アクセス | JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「池袋駅」下車。 |
登壇者 略歴 |
司会・モデレーター根本かおる (国連広報センター所長) パネリスト
|
参加費 | 無料 |
定員 | 400名(メールによる事前申込) |
主催 | 国連広報センター、立教大学・明治大学・国際大学「国際協力人材」育成プログラム |
対象 | 立教大学・明治大学・国際抱く、他大学学生及び教職員、一般(国連関係者、マスコミ関係者、NGO関係者を含む) |
作品 | 『オマール、最後の選択』(提供:アップリンク) |
言語 | 映画はアラビア語(日本語字幕付き)、パネル・ディスカッションは日・英の同時通訳付き(同時通訳レシーバー200台当日先着順) |
申し込み/ 問い合わせ先 | 名前、所属先、メールアドレスを明記の上、 cghrd-info@rikkyo.ac.jpに事前にお申込み下さい。 お問い合わせ:立教大学 グローバル教育センター(電話03-3985-4876) |