
2005年のイスラエル入植地の撤収と、2007年のイスラーム主義抵抗運動ハマースによる制圧後、イスラエル軍によるガザ地区の封鎖は厳しさを増し、国際援助の大半が停止しました。これにより、ガザ地区では、失業と貧困が蔓延し、停電と汚水垂れ流しが常態化し、未曾有の人道の危機が生じています。発表者は2012年から国際協力NGOの駐在員として、ガザ地区とヨルダン川西岸地区での支援活動に携わる傍ら、ガザ地区の住民組織と自治体に関する調査を進めてきました。その調査結果をもとに、国際政治と国際援助の交差点で翻弄されるガザの姿を紹介します。
お申し込みは不要です。ぜひご参加ください。
日時 | 2014年7月30日 (水) 13:30~15:30 |
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会場 | 田中記念館3階会議室
住所:大阪府大阪市住吉区杉本3-3-138 (会場への地図) |
アクセス |
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発表者 |
今野泰三(いまの・たいぞう)エルサレム事務所現地代表 ![]() 大学在学中に明け暮れたバックパッカー旅行。その道中、カンボジアで内戦の記憶と開発のひずみの中で苦しむ人々と出会い、シリアでパレスチナ難民から祖国への思いを聞き、ロシアの空港ではどこにも行けない無国籍のガザ難民と夕食を共にした。無数の出会いに背を押され、01年よりJVCボランティアチームに参加。英国留学、シンクタンク勤務、エルサレム留学、大阪での研究員生活を経て12年より現職。パレスチナで見たもの聞いたものを日本の皆さんと分かち合いながら、世界の「希望」「幸せ」を少しでも増やせるよう一緒に考え行動していきたいと願う。現在は、3歳になる一人娘の子育てに奮闘しながら研究とNGO活動を両立中。 |
参加費 | 主催者:大阪市立大学人権問題研究センターにお問い合わせ下さい。 |
主催 | 大阪市立大学人権問題研究センター |
申し込み/ 問い合わせ先 | 大阪市立大学人権問題研究センター |