2003年に始められたイラク戦争。攻撃、占領とそれに伴う混乱は、多くの犠牲者を出すのみならず、社会そのものを崩す結果となりました。宗派や部族の対立、治安の悪化、過激な自爆攻撃は今もなお続いています。占領を続け市民生活に影響を与えていた米軍は今年8月末に撤退しましたが、人々はいまだ混迷の中を生きています。政府も国民生活を守るどころか、派閥の離散集合を繰り返しています。
イラク北部キルクークは、アラブ、クルド、トルクメンなど様々な民族が集中し、イラク戦争によって対立が複雑化した地域です。しかしこの地で今、住民自らが立ち上がり、異なる民族間の融和を図る活動が始まっています。その足がかりが、様々な民族の子どもたちが集まって絵画や工作に取り組む、アート・ワークショップです。「それぞれの民族のお祭りの衣装を描いてみよう」「手に絵の具を塗って、みんなの手で木を描こう」。作品づくりに夢中になるうち、いつの間にか「違う民族」を超えて友達に。心配そうに見守っていた親たちも、回を追うごとに積極的に参加しています。間もなく地域センターでの展覧会も開かれる予定です。
子どもたちが取り組む1枚の絵、1つの工作から、地域の平和が始まりつつあります。
日本も加担したイラク戦争が壊した社会。この地に平和を取り戻すためにどんな可能性があるのか──。改めてこの戦争の理不尽さを問いながら、平和に向けての新しい兆しを報告します。
| 日時 | 2010年11月19日 (金) 18:30 |
|---|---|
| 会場 | エルおおさか 5階 研修室2
住所:大阪市中央区北浜東3-14 (会場への地図) |
| アクセス | 京阪.地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m |
| プロフィール | 原 文次郎(はら・ぶんじろう) 日本国際ボランティアセンター イラク事業現地調整員/東京事務所イラク事業担当兼任 電機メーカーに勤務するかたわら、2001年9.11事件以降に平和を求める市民運動に参加。アフガン難民支援などに関わる。2003年に退職し、米国の難民支援NGOでのインターン後にJVC(日本国際ボランティアセンター)でイラク事業に関わり、2003-2004年の間、バグダッド駐在。2004年4月以降はイラクの隣国ヨルダンのアンマンを拠点にイラク支援活動を継続。その後にJBICの外部専門家を経て、2008年よりJVCに復帰。2010年4月より現地調整員と東京の事業担当を兼務。 共著に『難民鎖国日本を変えよう』(現代人文社、2002年)、『イラク「人質」事件と自己責任論-私たちはこう動いた・こう考える』(大月書店、2004年)、『NGOの選択-グローバリゼーションと対テロ戦争の時代に』(めこん、2005年)、JVCブックレット002『イラクで私は泣いて笑う-NGOとして、ひとりの人間として-』(めこん、2009年)など |
| 参加費 | 無料 |
| 共催 | ATTAC関西グループ 、イマジンイラク実行委員会、イラクの子どもを支援するおおさか市民基金 、イラクの子どもを救う会、しなやかな平和のつばさ、JIM-NETボランティアチーム☆NARA☆、WSFおおさか連絡会、 フレンズ オブ マーシー・ハンズ |
| 協賛 | 市民社会フォーラム、イラク戦争の検証を求めるネットワーク関西 |
| 申し込み/ 問い合わせ先 | 06-6966-9003 WSFおおさか連絡会 梅田 |