政治はベトナム 経済はタイ

 ベトナムと共にフランスから独立を勝ち取り、アメリカと闘って社会主義に生まれ変わったラオス。それゆえベトナムが行ってきた政策をラオスでも同じように行う傾向が見られます。

 有名なベトナムの市場開放政策「刷新(ドイモイ)政策」もラオスでは「新思考(チンタナカン・マイ)」といった同じ政策を同時期に打ち出しました。

 このようにラオスの政治はベトナム寄りですが、経済に関してはタイの影響が全く大きいようです。ラオスの主要都市がタイに面したメコン河沿いということもあるのですが、街に溢れている製品のほとんどがタイ製品、もしくはタイから運ばれた物です。

 首都のビエンチャンの人たちですら河をはさんだタイ領ノーン・カーイの方が安いと買い出しに出かけるほどです。

 そんな状況ゆえタイの景気動向には過剰に反応し「タイがくしゃみをすると、ラオスは風邪をひく」とまで言われています。ですから97年のタイ通貨危機では1ドル=700キープ強が10000キープ以上 暴落しました。

市場にはタイ製品が溢れている。(ビエンチャン)