さげすまされているラオス

 ラオスの地理的位置を確認しますと西はミャンマーに南はタイとカンボジア。東はベトナム。北は中国といった蒼々たる国々に囲まれています。

 そのためラオスは侵略による苦難の歴史が続きました。その印象もあってか周辺国は今でもラオスをさげすましている所があります。それは共に戦ってきたベトナムでも見受けらます。

 ベトナム戦争ではすぐに逃げ出すラオス軍は非難の的であり、頼りなく怠け者のイメージがあり、中国では雲南省のさらに奥地ということで感覚的に知られざる秘境の国といった所でしょうか。タイにいたってはラオスが属国になった歴史もあり仲が良くなく、80年代に資源争いを背景に二度、領土紛争をしています。

 近年になってタイとは国交を回復していますが、首都のバンコクから見たラオスはイーサン地方(タイ東北部)と同じ民族のため、田舎者の危ない社会主義の国という感じがあります。

 タイ語とラオ語は大阪弁と東北弁といった感じで、よく似ており、我われから見たら両国は似たもの同士のいがみあいといった感じもするのですが…。

メコン河をはさんだタイ領ナコーンパノムから見たラオス。「森の国」と言われるのはよくわかりますが、対岸タイとは明らかに景観が違い、未開の国という印象も…。