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スーダン現地情勢およびJVCの活動継続に関するお知らせ

2019年6月 6日 更新

日頃はJVCの活動にご支援を賜り、誠にありがとうございます。

昨年12月から続く大規模な反政権デモの結果として、今年4月、スーダンでは30年に渡る独裁政権が崩壊し、軍・警察などから構成される暫定軍事評議会が権力を掌握しました。これに対して、デモを主導する民主化勢力は民政移行に向けて軍事評議会と交渉を続け、多くの市民が首都ハルツームの軍本部前で座り込みを行っていました。
しかし6月3日に突如、軍は武力行使による座り込みの強制排除を開始、市民側の発表ではこれまでに100人以上の死者が出る事態となっています。暫定軍事評議会は、暫定政府樹立に向けて民主化勢力とこれまでに交わした合意を破棄することを表明しています。

私たちはスーダンで活動するNGOとして、武力による市民の弾圧に強く抗議し、スーダン国民が望む社会の実現のために対話による解決がなされることを強く望みます。JVCは2011年から、スーダンの南部に位置する南コルドファン州で、紛争の影響を受ける人々を支援しています。民主化勢力は、民政移行に伴って紛争を解決しスーダンに平和をもたらすことを優先課題に挙げていますが、今回の弾圧により、その実現も危うくなっています。

Jハルツームに駐在するJVCの日本人駐在員及び現地スーダン人職員は、十分に注意しながら安全を確保しております。また、支援活動を行っている南コルドファン州では市民生活に大きな混乱は見られず、活動は現地事務所のスーダン人職員によって継続されています。

今後とも活動へのご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

※スーダン事業の活動内容については、こちらをご覧ください。
※4月の政変に関するメディア取材協力についてはこちら

sudan_201906.JPGJVCが支援するスーダンの人々