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JVC国際協力コンサート東京公演についてのお知らせ

コンサート事務局 石川 朋子
2017年6月27日 更新

コンサート事務局の石川です。JVC国際協力コンサートの東京公演は、30回目の開催となる2018年をもって、フィナーレとさせていただくことになりました。

1989年、一人のボランティア アイネス・M.バスカビル(現JVC顧問)の発案により始まったこのコンサート。JVCの活動を多くの人に知っていただき、そして音楽を通して活動のための資金を集めよう、という目的で、今日まで続いてきました。歌声で参加する合唱団員の"歌声ボランティア"、協賛してくださる企業、趣旨に賛同し、日本そして世界各地から出演してくださった音楽家の方々、当日の来場者、裏方ボランティア・・多くの人の協力、参加によって支えられてきたコンサートです。
2013年に創設者のバスカビル氏が引退するときに、継続について事務局内で議論を持ちました。コンサート運営の牽引者であり、コンサートに集うボランティアの人たちの精神的支柱でもあった彼女の存在は大きく、小さな不安はいくつかありながらも、迷いなくコンサートは継続されることになりました。「まずは30周年となる2018年までの5年」という期限をつけて。

今回の継続可否の議論については、1-2年前から少しずつ始まっていました。収支だけでないコンサートの価値、参加してくださる合唱団員はじめ、実行委員というボランティアの方々の気持ち、数値化できないコンサートがつくりだす宝物・・そして、漸減する企業協賛、難しいチケット販売の現実・・。関係者、事務局内での協議を重ねていくことで、今回の決定にたどり着きました。
1989年、日本の景気、メセナ(企業の芸術、文化支援活動)ブームにのり、ピーク時には1,000万円を越える寄付をJVCに出すことができていたこのコンサート。昨今は100万円を目指している状況です。四半世紀を越え、ほぼ同じやり方で継続していくことの難しさを実感しています。JVCは、これまでの経験もいかして、また新しい方法を模索することを決断しました。

30年目のフィナーレを目指し、今年、そして来年、さらなるご協力を宜しくお願いいたします。JVC合唱団員も、最後の駆け込み入団を受け付けています。(詳細はお問合せください)ぜひご参加ください。

*大阪公演については、別途協議を行っております。決まりましたら随時お知らせいたします。

一緒に30周年のフィナーレを迎えませんか?一緒に30周年のフィナーレを迎えませんか?

JVC代表理事 谷山博史よりメッセージ

2014年より5年の計画で開催しているJVCコンサートの東京公演を、30周年に当たる2018年をもってフィナーレとすることにいたしました。長年JVC国際協力コンサートを支えて下さった皆さま、毎年楽しみにして下さっている皆さまには心から感謝申し上げます。
このコンサートは本当に多くの方々に支えられて、これまで続けてくることができました。海外・日本の音楽家の方たち、合唱ボランティアの皆さん、協賛くださる企業、ホールを提供してくださる人見記念講堂、運営を裏で支えてくださったり、当日の会場に駆けつけて手伝ってくださるボランティアの方々、そして「チケット一枚の国際協力」に共感して会場に足を運んでくださる観客の皆さまなど、国籍や立場の異なる方たちの力が結集して初めて実現できるものでした。
コンサート事務局の石川のメッセージにありますように、コンサートの収益は年々厳しさを増しています。1年以上に亘る検討の末、30周年をもって最後とすること決断いたしました。
しかし、まだ2年あります。2017年、2018年と2回のコンサートは皆さんのお力をお借りして素晴らしいコンサートになるよう全力を尽くす所存です。JVCとともに前向きにフィナーレを飾れるよう皆さまのご協力をお願いしたいと思います。
谷山博史